大学院生の徒然を慰めるブログ

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機動戦士ガンダムUC

おすすめ度:★★★★★

話数:全22話

 

あらすじ:

U.C. 0001―。宇宙への移民が始まった、新たな時代。西暦から宇宙世紀(Universal Century : U.C.)に移るセレモニーが行われていた地球連邦政府首相官邸、宇宙ステーション<ラプラス>が爆破テロにより粉々に砕け散る。貧しさからそのテロ事件に加わった青年サイアムは、<ラプラス>の爆発に巻き込まれ、残骸の中である物を発見する。それは後に『ラプラスの箱』と呼ばれることとなる禁忌の箱だった。U.C.0096―。『シャアの反乱』から3年、一年戦争から続く戦乱の世は、表面上には平穏を取り戻しているかのように見えた。工業スペースコロニー<インダストリアル7>に住む少年バナージ・リンクスは、ある日、オードリー・バーンと名乗る謎の少女と出会う。彼女は、ビスト財団とネオ・ジオン残党軍『袖付き』による『ラプラスの箱』の取引を止めようと、単身行動を起こしたのだ。彼女に対し、協力するバナージ。だが、同じく取引を妨害するため乗り込んだ地球連邦軍と『袖付き』との戦闘により、コロニーは戦場と化してしまう。オードリーを探して戦火を走り抜けるバナージは、『ラプラスの箱』の鍵となる純白のモビルスーツユニコーンガンダムとの運命的な出会いを果たす。『ラプラスの箱』とは何か―。『箱』の抱く秘密とは何か―。今、宇宙世紀 百年の呪いが解かれようとしていた。 

dアニメストアから引用)

 

コメント:

それでも!ユニコォォォォォォン!

 

超有名ロボットアニメであるガンダムの一作品です。

ガンダムシリーズには宇宙世紀シリーズ(U.C.)とそれ以外(C.E.や西暦など)という区分けがあります。ガンダムにあまり詳しくない人でも知っている、アムロ・レイや「赤い彗星シャア・アズナブルが登場するのが宇宙世紀シリーズです。

本作品はその宇宙世紀シリーズの続編という立ち位置であり、具体的にはいわゆるファーストガンダムから17年後、映画「逆襲のシャア」から3年後の世界が舞台となっています。

この作品だけでも十分楽しめますが、その前の作品を知っているとさらに楽しめるかもしれません。(ちなみに見ておくのはファーストだけで大丈夫だと思います。自分もファーストと逆シャア以外のU.C.作品はあまり見ていません)

 

このアニメは正直に言ってめちゃくちゃ面白かったです。なんといっても話の内容に引き込まれました。1話からずっと面白く、行きつく暇もなく話が展開されていく感じが非常に満足度が高かったです。もともとの宇宙世紀という壮大なストーリーの土台があって、それをうまく作品で生かしているのがとても魅力的でした。

 

この作品の一番のポイントだと思うのは、出てくる大人たちのカッコよさだと思います。主人公のバナージは最初は子供らしい考えで行動を起こしますが、ユニコーンに乗ったことによって連邦・ジオンに関係なくさまざまな大人たちの生き方を目の当たりにすることによって成長していきます。本当にどの大人たちも魅力的なキャラクターに仕上がっていると思います。

ちなみに自分はマリーダさんとダグザさんが好きです。

 

もう一つこの作品の大きな強みだと思うのは音楽です。今後いろいろな作品を紹介していくうえでたびたび出てくると思うのですが、自分はアニメ作品における音楽(OP,EDだけでなくBGMや挿入歌など)を非常に重視しています。そこがメインととらえていると思っても過言ではありません。

本作品ではアニメ界では超有名音楽プロデューサーの澤野弘之さんが多くの楽曲を担当されています。U.C.の壮大な世界観にマッチしたたくさんの素晴らしい楽曲が、この作品の魅力を底上げしていると思います。

 

ユニコーンに関する動画のコメント欄で、「この作品はガンダムファンに対する制作側からのラブレターだ」と言っている人がいましたが、まさしくその通りだと思います。ぜひガンダムをみたことがないひとも、ガンダム大好きな人も、見ていただければと思います。